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よあけの部屋

□ 魔物娘たちの御主人様! □

第20話 よいではないか

タロウとプス子は自室で装備などをクローゼットに入れると、備えつけのタオルを持って隣の浴場へと向かう。

プス子はお風呂に一度入っているので慣れたのか、「お風呂」と書かれたのれんを「わーい!」と元気良く声を出しながらくぐって脱衣場に入る。

「あ、あのタロウ様? お風呂とは一体……」

タロウの黒マントを羽織ったままのメデ美が不安そうにタロウを見る。

「お風呂というのは水浴びのお湯版かな」

「お湯を浴びるのですか?」

「そう、お湯を浴びたり、体を洗ったり、お湯を張った浴槽に入ったりする所さ」

「そ、そうでしたか……」

メデ美は心底、安堵したのか「ほっ」とため息をつく。

「酷い事はしないから。さ、おいでメデ美」

タロウはメデ美に手を差し伸べると、メデ美がおずおずと手を添えてくる。

「は、はい。タロウ様」

「(まー、エロい事はしますけどもねっ!)」

タロウはメデ美の手を引きながら、のれんをくぐって脱衣場に入る。

すると、既に髪の結いも解いて、すっぽんぽんになっているプス子が「おふろー!」とはしゃぎながら、巨乳を「ばるんばるん」と揺らして浴場に突撃していくところだった。

タロウは自分の服を脱いで服を入れるカゴに入れた後、下半身を隠すように腰へタオルを巻く。

そんなタロウの着替えや裸を見ても、特に何の反応も示さないメデ美。

「(プス子と一緒で人間のオスは性の対象からは基本的に除外されているんだろうな……。ま、一線を越えてしまえば認識も改まるみたいだけども)」

メデ美のマントを脱がせて、それを別のカゴに入れる。

すると、恥ずかしそうに自分の巨乳を両腕で隠すメデ美。

「(あれだけ「美しい」と褒め倒したから、自分の体を「俺」に見られる事に関しては羞恥心が芽生えたみたいだな……)」

タロウはメデ美の耳に口を寄せて囁く。

「綺麗だよメデ美」

「――は、はははは、はい! ありがとうございます!」

メデ美は顔を真っ赤にして俯く。

「(効果抜群だなー。よし、これからも褒めて愛情値を上げていこう。世の男は釣った魚には餌をやらない人が多いとは聞くが、俺は餌をあげてみたかったんだよな。どんどんお互いの愛情を上げていくと、どんな関係が築かれるのか見てみたいんだよね)」

タロウはメデ美の片手を取ると手を引いて浴場に誘う。

扉を開けると、肌色の綺麗な木張りの浴場が視界に広がる。

浴場を満たす湯気と木の香りが呼吸に合わせて鼻孔をくすぐる。

浴槽の先には大窓が有り、まだ昼前ということもあって朝の雰囲気が残る爽やかな青空が広がっていた。

「朝風呂かー。退廃的でたまらんなー」

浴槽の前までメデ美を連れてくると、既にプス子は正座で頭や体を「あわあわ」にして洗っている。

「あわあわー♪」

「タロウ様、プス子は一体何を?」

「あれは石鹸と言って、汚れを落ちやすくする為の道具さ。メデ美もまずはあれで洗おうか」

「は、はい」

タロウはメデ美を浴槽の前に座らせる。

もちろん小さな木椅子は使わない。

プス子は体が大きいので小さな木椅子が使えないのだが、メデ美は下半身が蛇なので使う意味があまり無いのだ。

「とぐろを巻くのは緩めにな」

「は、はい」

タロウは丸い木桶を持ってくると湯船からお湯をすくう。

「それじゃ、まずはお湯をかけるぞ」

「は、はい!」

メデ美が緊張しているのを見てタロウはプス子の時を思い出し、優しく声をかける。

「初めては怖いよな。ほら、お湯を触ってみ。温かい程度のお湯だから」

メデ美はおずおずと手の先を木桶の中に入れると、「ほんとだ……」と呟いて安堵の表情を見せる。

タロウはまずは下半身の蛇の胴体部分にお湯をかける。

蛇の尻尾の先が「ピクピク」と動く。

「大丈夫?」

「だ、大丈夫です。気持ち良いです」

「そかそか」

タロウはメデ美の蛇の胴体部分、人間の上半身部分、髪へと湯をかけていく。

「んじゃ、次は石鹸な」

「はい、タロウ様。で、でも、宜しいのでしょうか? タロウ様に私の体を洗って頂くなんて……」

「気にしない気にしない。まずは、こうやって見本を見せないと、よく分からないだろ? 今度からは1人で洗えばいいから」

「こんな卑しき蛇めになんとお優しい……」

メデ美は両手を胸前で組んで感動している。

「(もちろんエロい事が目的ですけどもねっ!)」

タロウは「うへへ!」と心の中で笑いながら、顔だけは真剣な感じで引き締めておく。

タロウは石鹸で泡のたったタオルを使ってメデ美の蛇の胴体部分を洗う。

淡いピンク色の鱗と真っ白な腹部分を丁寧にゴシゴシと洗う。

その様子を見てプス子が羨ましそうに声をかけてくる。

「いいなー。プス子もタロ様に洗って欲しいです」

「また今度、洗ってやるから今日はメデ美に譲りなさい」

「あい!」

タロウの約束を聞いて安心したのか、プス子は嬉しそうに返事して大きな単眼を閉じると頭をワシワシと洗う作業に戻る。

タロウはメデ美の蛇部分の下半身を尻尾の先まで丁寧に洗うとお湯で洗い流す。

「じゃあ、次は髪な」

タロウはメデ美の綺麗なピンク色の長い髪を丁寧に洗ってあげた後、その端正な顔も洗ってあげる。

「さて、最後は上半身ね」

タロウは泡まみれのタオルでまずはメデ美の背中をこする。

「あ、あのタロウ様? 要領は分かりましたので後は自分で出来ますが……」

メデ美は胸を両腕で抱え込むように隠しながら恥ずかしそうにタロウに声をかける。

「遠慮せずとも俺がキレイキレイしてあげますよ♪ (というか、これからが「本番」ですぜ!! うへへっ!!)」

タロウは背後から前に手を回して、石鹸まみれの手をメデ美の両腕ガード下から「にゅるりん」と滑りこませて巨乳を鷲掴みにする。

「――ひゃっ!?」

可愛い声を出すメデ美。

「タ、タロウ様!? 一体、何を!?」

「よいではないか! よいではないか!」

タロウはメデ美の巨乳を「もにゅんもにゅん」と揉み倒す。

「――え!? え!?」

突然の事に驚くメデ美。

「(うひょー! 見た目通り揉み応えのある巨乳だぜー!! こんなにも柔らかいくせにツンと前を向いたロケットおっぱい。たまらんです!!)」

「あ、あのタロウ様!? ど、どうして我の胸をそんなに執拗に洗われるのですか!?」

「あー、俺、言い忘れていたけど、魔物娘に「性的興奮」を覚える人間だから」

「……へ?」

メデ美が理解できないという感じで返事をする。

そんな呆然とするメデ美をよそにメデ美の巨乳を堪能するタロウ。

すぐにメデ美は我に返ったのか驚きの声をあげる。

「――な、なんと!? タロウ様は我等のような魔物のメスに性的興奮を覚えられるのですかっ!?」

「うん」

「そ、そんな人間の話など聞いたことがございません!! この世界の人間は、魔物は汚らわしい存在として、魔物に対して性的な感情を抱くことは無いのですよ!?」

「そう言われてもな~。俺は特殊だしね。なープス子」

タロウがプス子の名を呼ぶと、体をゴシゴシと洗っているプス子が「てれてれ」と恥ずかしそうに答える。

「あいー。タロ様は凄いのです」

プス子の恥ずかしそうな顔を見てメデ美は驚愕する。

「ま、まさか!! プス子を抱いたのですか!?」

「ああ、もう毎日、抱きまくり」

「――な、なんと!?」

「というわけで、頂きます!」

「――え!? わ、我を!? 抱かれると!?」

「いやー、メデ美の巨乳を揉んでいたら興奮しちゃって」

メデ美はタロウの腰に巻いたタオルの股間部分が角の様に隆起していることに驚く。
 
「そ、そんな……」

人間のオスであるタロウがメデ美という魔物のメスの体を見て、そして触って、オスの生殖器を屹立させているという現実にメデ美は唖然とするしかなかった。

メデ美は思う。

果たして魔物と人間で性行為が成り立つのだろうかと。

だが、自身の神であるタロウ様に求められるのならば、例えそれが「お戯れ」であったとしても、魂までも捧げる決意である以上、今更「体」如きを捧げることに何の躊躇がいるものか。とも思う。

メデ美は覚悟を決める。

タロウ様の思うままに、と。

「わ、分かりました。タロウ様が我をお望みならば、お好きな様にこの体をお使い下さいませ。ただし……」

「ただし?」

「あ、あの……。我は生殖行為は初めてゆえ、優しくして頂けると助かります……」

メデ美は頬を染め、俯きながら呟く。

背中から乳を揉んでいるタロウはメデ美の愛らしい姿に、思わずそのまま背中から抱きしめてしまう。

「分かった。優しくするから」

「は……はい」

「(ぐはー! 優しくするから。とか、ついこの前まで童貞だったのに俺も偉くなったもんだなーおい!! でも、とうとう二体目の魔物娘を「性的」にゲットだぜー!! 夢のハーレムに足を踏み入れたぜー!! ひゃっはー!!!)」

タロウはメデ美の人間の上半身と蛇の下半身の境目に、「割れ目のある人間のおしり」が少しだけ残っていたので、その割れ目に竿を挟んで擦る。

タロウは背後からメデ美の巨乳を揉みながらメデ美の口に吸い付き舌をねじ込んだ。

「――!?」

メデ美は目を白黒させながらもタロウの舌に自身の長い舌を巻きつけてくる。

タロウの「波動愛撫(バイブ)」は手だけではなく、接触した部分全てなので効果を最弱に絞っているとはいえ、
胸揉み、ディープキス、竿の擦りつけ、体を密着させる、という接点の多いこの行為はメデ美の快感を確実に上昇させていく。

「(そういえば……ピンクメデューサの生殖器ってどこにあるんだろ?)」

プス子はサイクロプスのメスで巨体かつ単眼で緑肌なのだが、体型は人型なので、体の仕組みも人間とほぼ同じだった。

しかし、ピンクメデューサは下半身が蛇である。

仕方がないのでタロウは素直に聞くことにした。

「メデ美さんメデ美さん。ピンクメデューサの生殖器ってどこにあるの?」

メデ美はとろんとした瞳のままタロウの質問に答える。

「は、はい。ここにあります」

メデ美は両手を上半身と下半身の境目より少し下、位置的には人間で言う所の股間部分だが、ピンクメデューサにとっては、そこはもう蛇の白い腹部分になっている。

メデ美が、その白い腹部分の股間部をぎゅっと押し広げると、「くぱぁ」と縦に裂け目が出来て、綺麗なピンク色の生殖器があらわになった。

メデ美も性的に興奮しているのか秘所はぬめりと湿っていた。

タロウはメデ美の前に回ると、メデ美の生殖器をまじまじと見つめる。

「(ほへー。ピンクメデューサも生殖器は人間と同じような箇所にあるんだなー。それに、形も大きさもそんなに違いは無いし、鱗と同じ綺麗なピンク色でエロい)」

メデ美は上半身の羞恥心こそあれど下半身にはまだないのか、平然と秘所を押し広げてピンク色のぬめりとした膣を見せてくれる。

なので、タロウは言う。

「メデ美はここも綺麗だね」

と、言った瞬間、割れ目が「ぎゅっ」と閉じられてしまう。

「タ、タロウ様! た、たかが生殖器ではございませんか! そ、それを綺麗などと!」

「いやいや、実に綺麗だよ。だから、丁寧にほぐしましょうねー」

タロウは両手を「わきわき」した後、メデ美の生殖器を押し広げて入り口を指先で撫でたり擦ったり、人差し指の第一関節を膣に差し込んで「ぬぽぬぽ」したりする。
 
メデ美は初体験の愛撫に対して声を押し殺し、体をピクつかせながら呆然と凝視している。

秘所の蜜がとろりと溢れてくるのを確認したタロウはメデ美を床に寝転ばせると、そのまま上から「抱きまくら」に抱きつくように覆いかぶさる。

そしてメデ美の濡れた熱い秘所に自身の竿を「ぬるり」と突き入れると、途中でプス子と同じく「抵抗」にあうのを感じた。

「(魔物娘にも処女膜があるんだよな。というわけで、遠慮無く突破させて頂きます!!)」

タロウは腰を押しこみメデ美の初めてを頂く。

「――ん! ぐっ!」

メデ美が苦しそうな表情を見せたので、タロウは波動愛撫(バイブ)の効果を上げて腰を小さく振る。

波動愛撫(バイブ)の快感の刺激がタロウの竿からメデ美の肉膣に伝わり、メデ美の脳を直撃する。

「――あっ! んっ!」

一瞬で艶やかな声に変わるメデ美。

その声を聞いて、タロウはそのまま竿を一気に「ずぬり」とメデ美の奥深くに差し込むと、メデ美の子宮口に亀頭を突きつける。

その瞬間、メデ美は子宮口から伝わる生まれて初めての強烈な快感に両手を握りしめ、小刻みに体を痙攣させる。

タロウは「抱きまくら」に抱きつくようにメデ美の体にまとわりつくと、そのままディープキスをしながら腰を上下に振りまくるのだった。

風呂場にメデ美の艶声が響き渡る。

メデ美は生まれて初めて体感するメスだけが感じる事ができる快感に驚きながらも、その心は幸福感に満たされていた。

メデ美は、ピンクメデューサの一族が既に滅びを迎えつつある中で、もはや同族で「伴侶」を得ることはできないと考えていた。

他の魔物達ならば他種族との交配も不可能では無いが、ピンクメデューサは他種族からも忌み嫌われし存在。

つまり、ピンクメデューサのメスを伴侶にできるオスは、もはやこの世界には存在しないことになる。

つまり、メデ美はメスとして「終わっている」のだ。

だからこそ、メデ美はメスの喜びを知ることも無く、このまま死んでいくものだと覚悟していた。

それなのにだ。

メデ美は今まで一度たりとて考えもしなかった予想の斜め上の「まさか」が起こってしまったのだ。

メデ美自身を「必要」としてくれて、側に置いてもらえるだけでも感無量だというのに、まさか「メスとしても求めてもらえる」とはメデ美は露にも考えていなかった。

しかも、それが他種族であり「人間」だというのだから、そんな摩訶不思議な事をメデ美が予想できるはずも無かった。

メデ美は思う。

今、我の上でタロウ様が必死に腰を振っている。

我の胸を揉み、吸い、噛み、鼻息を荒げながら我の口に吸いつき、舌をねじ込み、重ね、擦りつけあいながらも、その激しい腰使いは収まらない。

ああ、我は今、メスとしてオスに求められているのだ。
 
それゆえに、メデ美にとってタロウのがむしゃらな行為が愛おしくて愛おしくて堪らなかった。

タロウが無我夢中でメデ美にむしゃぶりつくほど、メデ美は自身のメスの部分を必死に求められているようで、嬉しくて嬉しくて仕方がなかった。

何でもしてあげたい。

我のメスの部分を欲しいというのなら全てを捧げたい。

誰にも欲されずに死ぬべき運命だったのだ。
 
誰もメスとして求めてくれなかったこの世界において、唯一メスとしてメデ美を求めてくれるタロウの為ならば、メデ美は全力で応えたいと思った。

それが、塵芥の相手ではなく、メデ美自身の魂を捧げたいと決めたメデ美の主人であり「神」であるタロウなのだ。

もはやメデ美にとって人間と魔物の交配という「禁忌」さえ、どうでもいい事だった。

誰も救ってくれなかったこの世界の決まり事など「どうでもいい」とメデ美は思う。

メデ美にとって、この世界で唯一の神であり「オス」であるタロウが求めてくれるのならば、それに応えることこそメデ美の使命であるとさえ感じ始める。

メデ美は自分の体に熱烈に抱きつくタロウに、自分も腕を回して熱烈に抱きつき返す。

タロウはメデ美の下半身を太ももで挟み込んで、腰を激しく振って一物をメデ美の子宮口に叩きつけまくる。

メスの弱点を容赦なく攻撃して叩き込まれる強烈な快感に、メデ美の脳は幸福物質の過剰分泌によって機能が一時停止寸前だった。

もはや、どこかの空を飛んでいるかのような浮遊感に身を包まれ、メデ美は空から落ちないようにタロウにしがみつく。

しかし、終わりはやってきた。

タロウが一際大きく腰を引いた後、凄まじい勢いでその腰を打ちつけてきたのだ。

タロウの亀頭がメデ美の肉膣を勢いよくこじ開け、そのままの勢いで強引に子宮口をぶちぬくと、タロウの亀頭が子宮内に「ぽるん」とのめり込む。

「――あ!? あ!?」

その感触を感じていたメデ美は息の出来ない魚の様に、口をぱくぱくとさせながらタロウを潤んだ瞳で凝視する。

メデ美は分かっていた。

メスの喜びの最たる行為が「今」成されるという事を。

メデ美がそう確信した瞬間、子宮内から強烈な熱を感じ、メデ美はその感動に打ち震える。

タロウの竿から力強く射出された灼熱の精液が、メデ美の子宮壁を何度も撃つ。

そして、メデ美の子宮内で灼熱の海が形成される。

その凄まじい快感と幸福感にメデ美の脳が多幸感暴走に陥ると、メデ美はそのまま気を失ってしまうのだった。

「……あら? 一発目で気を失わせてしまった……。なら次はプス子ー!!」

タロウとメデ美の交配を羨ましそうに眺めていたプス子が、「わーい!」と嬉しそうにタロウに抱きついてくる。

タロウは「ハーレム万歳!!」と心の中で叫びながら、まだまだ満足しない愚息と共にプス子と激しいHをするのだった。

タロウはプス子と2回戦程した後、さすがにこのままメデ美を放っておく訳にもいかず、プス子を湯船に入れると、メデ美の体を揺する。

「メデ美。メデ美」

「……あ……れ? わ、我は一体……」

メデ美が意識を取り戻す。

「俺との性行為で少し気を失っていたのさ」

「――はっ!」

タロウの言葉を聞いて、先程の幸福なひとときを思い出したのか、メデ美は慌てて起き上がると顔を真っ赤にして両手で顔を隠す。

「タ、タロウ様!! あ、ありがとうございました!! こんな卑しき蛇めにメスの幸せを教えて下さるとは!! この御恩は一生忘れません!!」

「そんなにかしこまらくていいよ。俺も最高に気持ちよかったし。部屋に戻ったらまたしような?」

「――は、はい!! タロウ様が我を求めて下さるのならば、我はどんな事でもさせて頂く所存です!!」

メデ美は、今回の事はタロウのお戯れで「一回のみの遊び」かもと不安を抱いたのだが、これからもメスとして求めてくれるという言葉に心から安堵し、そして期待に胸を膨らませるのだった。

「とりあえず、風呂に入らないとな。体を少しお湯で流してから入ろうか」

「は、はい」

タロウはメデ美の体にお湯をかけてあげると、メデ美の手を引いて湯船に入る。

メデ美は「ずるずるり」と蛇の胴体を蠢かせて湯船に入ると、その温かさに笑顔を見せる。

「温かいですタロウ様」

「だろー。気持ちいいだろ?」

「はい」

「プス子みたいに腰を下ろして上半身を温めな」

「はい……」

メデ美は蛇の胴体部分を湯船の中で伸して背を低くすると、人間的な上半身を湯船につからせる。

プス子が「すすすー」と湯船を漂いながらメデ美の横に寄ってくる。

「ねえねえメデ美ー。タロ様は凄いでしょ?」

「ん? ……ああ、その、うん。実に凄かった。我はメスの喜びまで頂けるとは夢にも思わなかった」

「プス子もいつもお空を飛んで大変なのです」

「――おお! 飛んだ飛んだ! 我も空を飛んだぞ! あれは本当に凄いな。 となると、人間というのは、あんなにも凄い生殖能力を持っているのかの?」

「ううん。あれだけ凄いのはタロ様だけなんだって。だから、プス子はとても安心です」

「なるほどの。確かにタロウ様だけの力なら我も安心だ。あんな行為を他の者にされては大変だからな」

「プス子もそう思います♪」

魔物娘2体が「キャッキャウフフ」とガールズトークをしている。

しばらくそれを聞いていたタロウだったが、そんな2体の間にタロウは強引に割り込む。

「どうしたのタロ様?」

「どうしましたタロウ様?」

左側にプス子。

右側にメデ美。

真ん中に割り込んできたタロウを不思議そうに見つめているプス子とメデ美。

「二人共、俺の腕に抱きついてきてくれるかな」

タロウの指示に従ってプス子とメデ美がタロウの腕に抱きついてくる。

左腕に抱きつくプス子。

右腕に抱きつくメデ美。

左右の腕に押し付けられるそれぞれの柔らかな巨乳。

魔物娘とはいえ性別的には女性の2体から抱きつかれながら、その巨乳をぐいぐいと腕に押しつけてもらえる感触を堪能しつつ、タロウは湯船の先にある大窓の景色を眺める。

「(来て良かった……。ここに来て本当に良かった)」

タロウはしみじみと心の中でそう呟く。

少し前まで童貞だったタロウには本当に夢の様な今だった。

生まれて一度も女性に触れたこともなく、学生の時は、校内でカップル座り(女が前で男が後ろ)を見てはギリギリと歯を軋ませたものである。

それが、あれよあれよという間に風呂場で裸で両手に花(魔物娘だけども)である。

「(この際、こまけーこたーいいんだよ。性癖が残念な方向に成長した変態紳士の俺にとっては魔物娘はご馳走の部類だ。二人共こんなに綺麗な顔立ちでおっぱいぷりん!で、俺に全面的な好意を寄せてくれるという現状に何の不満があるものか。ほんと、この異世界に来て良かったなー)」

プス子がタロウの頬に「ちゅっちゅっ♪」とキスをしてくる。

それを見てメデ美も少し逡巡していたが、プス子に負けじと「ちゅっちゅっ♪」とキスをしてくる。

タロウは大窓の先に広がる青空を眺めながら「にへら~」と幸せそうに笑うのだった。
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